歯の神経まで進行してしまった深いむし歯は神経を取り除く処置が必要です。
むし歯が神経まで進行してしまった時の症状は、強い痛みや、冷たいもの・温かいものがしみる、噛んだ時の痛みなどさまざまですが、それを放置すると徐々に神経が死んでいき、一時的に痛みがなくなります。
しかし神経が死んでしまうと歯の神経の管に細菌が侵入し、根の先に病気を作ってしまうため、その前に根の治療が必要になってきます。
歯の根の治療は、感染してしまった神経を除去し、消毒、最後にお薬をつめます。
そして、歯の神経の管は、歯や個人によって差がありますが1〜4本あり、治療を全ての管に行っていくため、管の数が多いほど時間はかかります。また、根の先に膿がたまっていたり、長い期間痛みを我慢していて神経が死んでしまい、根の中が腐っていると、消毒をする回数が増え、治療期間がかかってしまいます。
治療途中に放置してしまうと、病気が悪化し、最悪の場合残せたはずの歯を抜かなければいけない状態になってしまうこともありますので、回数はかかる処置ですが最終的なかぶせものが入るまでしっかりご来院ください。
ひかり歯科クリニック枚方院 院長 畠山 聖司