枚方市の歯医者、
ひかり歯科クリニック枚方院です。
口を開こうとしたときに痛みが走ったり、開けづらかったり、バキッと音がしたことがありませんか？
それはもしかしたら“顎関節症”が原因かもしれません。
今回は顎関節症（がくかんせつしょう）に関して詳しく解説していきます。
顎関節症とは？
お口を開けたり閉じたりすると、耳の穴のすぐ前に動くところがあります。
ここが顎関節のある場所です。
顎関節はたくさんの筋肉や神経が交差する場所で、下顎を支えています。
顎関節がスムーズに動くことによって、お口の開け閉めは行われますが、何らかの原因で顎関節にずれが生じたり炎症が起きると、スムーズに動かなくなります。
これが顎関節症です。
顎関節症の主な症状には3つあります。
口を開けると音がする
お口を開けると「カクッ」、「ジャリッ」という音がすることが多いです。
口が開きづらい
通常は、指３本分お口を開けることができます。
口を開けると痛い
これらの症状がある場合、顎関節症が疑われるでしょう。
顎関節は体のバランスを保つ大切な部分でもあります。
そのため顎関節症になるとお口周りの症状だけでなく、頭痛やめまい、肩こり腰痛などの全身的な症状が現れることも珍しくありません。
顎関節症になる原因
顎関節症の原因は様々な要素が複合的に絡んで、発症すると考えられています。
その中の一つは、かみ合わせの悪さです。
かみ合わせがズレていると顎関節のズレに繋がり、片側に大きな負担がかかるため顎関節症になりやすいのです。
また強いストレスがかかることによって、顎関節周りの筋肉が固くなり、症状が出やすくなります。
ほかにもほほ杖や、姿勢の悪さ、スマートフォンの長時間にわたる使用なども要因の一つとして考えられます。
顎関節症は必ずしも治療が必要なわけではない
顎関節症になってしまったら、どうしたら良いのでしょうか？
多くの場合は、生活習慣を見直したりすることを勧められると思います。
片側で噛む、頬杖、食いしばり、姿勢、など生活スタイルを見直し改善することで症状が軽減されます。
また、マウスピースを使用することも一つの方法です。
マウスピースを装着することで、顎への負担が減り辛い症状が改善されます。
顎関節症は２人に１人が経験すると言われますが、積極的な治療をしなくても自然と症状が良くなることも多いです。
ストレスが顎関節症の大きな原因の一つですので、できるだけリラックスした時間を持てるように心がけましょう。
枚方市の歯医者
ひかり歯科クリニック枚方院
歯科口腔外科専門医 稲田 歯科医師
