こんにちわ。
枚方市の歯医者「ひかり歯科クリニック枚方院」で歯科口腔外科を担当する稲田です。
今回は口唇(こうしん)ヘルペスについて解説します。
唇の横にヘルペスができると痛みがあって、うまく口を開けられなかったりします。
口唇ヘルペスはどうしてできてしまうのでしょうか?
口唇ヘルペスができた時はどのように対処したら良いのか、歯医者での治療が可能なのか、何科を受診するべきか解説していきます。
口唇ヘルペスとは、“単純ヘルペスウイルスⅠ型”の感染によって、口唇のあたりに小さな水ぶくれができる病気です。
多くの場合は子供のころに単純ヘルペスウイルスに感染します。
体が元気なとき、免疫力が高いときは、症状が現れることはありません。
しかし風邪を引いたり、疲れていたり、ストレスがあるときなど免疫力が下がるとヘルペスができます。
口唇ヘルペスができると、その周りがかゆくなったり、痛みを感じます。
水ぶくれが割れてしまうこともありますが、徐々にかさぶたのようになって治っていきます。
1~2週間ほどで症状は回復します。
結論から申し上げますと、口唇ヘルペスの治療は歯医者でも可能です。
歯科口腔外科を行っている歯医者であれば、お薬を処方をして貰えます。
かかりつけの歯科医院があれば相談してみるのも良いかと思います。
ひかり歯科クリニック枚方院でも歯科口腔外科専門医が在籍していますので、お悩みがございましたらご相談ください。
口唇ヘルペスができてしまったら、歯医者の他に一般的には皮膚科への受診になります。
皮膚科であれば、本当に口唇ヘルペス?と疑いのあるケースでも専門的な診断をしてくれます。
再診の場合は内科でも対応してくれます。
皮膚科であれ、内科や歯医者であれ、口唇ヘルペスの治療を行っているか問い合わせして見る事をお勧めします。
症状が現れてからすぐに受診することをお勧めします。
ヘルペスができる前は、その部分がムズムズ感じることが多いですが、その段階で薬を服用すると、症状がひどくなるのを抑えてくれます。
しかし、口唇ヘルペスの症状が進んだ状態で薬を飲んでもあまり効果が得られません。
ヘルペスウイルスは人にうつります。
そのため、口唇ヘルペスの症状が見受けられる場合、普段からタオルや食器を共有しないようにしましょう。
また水ぶくれの部分にはウイルスがたくさんあります。
患部を手などで触らないように意識しましょう。
もし触ってしまったら、すぐに手を洗って、他の人にうつさないように注意しましょう。
口唇ヘルペスができてしまっている期間に、歯医者さんの予約があった場合は治療を受けられるのでしょうか?
その歯科医院によって、対応は異なると思います。
できれば歯医者さんに行く前に、口唇ヘルペスができていることを伝えて、行くべきかキャンセルするべきか相談しましょう。
痛みなどがある場合は、むりせず延期するように言われるかもしれません。
また他の人に移す危険を考えて、延期するようにお願いされることもあるでしょう。
自己判断はせず事前に相談するようにしましょう。
枚方市の歯医者
ひかり歯科クリニック枚方院
歯科口腔外科専門医 稲田 歯科医師