近年、子どものむし歯は減少傾向にあります。
その一方で、おとなのむし歯が増えているのをご存知でしょうか。
今回は、おとなのむし歯が増えている理由や、今からできる予防方法について解説していきます。
どうしておとなのむし歯が増えているのでしょうか?
若い人に多いむし歯は、歯と歯の間や、奥歯の溝にできるのがほとんどです。
しかし高齢になってくると、“歯の根元のむし歯”が増えます。
年齢とともに、歯ぐきは徐々に下がります。
歯周病のある方は特に歯ぐきの位置が下がりやすいです。
歯の根元は象牙質という組織で覆われています。
この象牙質はエナメル質よりも柔らかい組織のため、プラーク(歯垢)が残っていると、むし歯になりやすくなります。
しっかりと歯磨きができているなら、すぐにむし歯になることはありません。
しかし、高齢になってくると徐々に細かく歯を磨くのが難しくなります。
歯を磨く事自体、おっくうに感じるようになるかもしれません。
そのため、歯の根元をむし歯にしてしまいやすいのです。
加えて、部分入れ歯などを使用している方は、バネのかかる歯に汚れが残りやすいため、その歯をむし歯にしてしまうことも多いです。
では、むし歯を防ぐためにどのようなことができるのでしょうか。
フッ素は、お口の中のむし歯菌の活動を抑えたり、歯を強くしてむし歯になるのを防いでくれます。
フッ素はお子さんのむし歯予防に使用するイメージがあるかもしれませんが、おとなの方が使用してももちろん効果はあります。
できるだけフッ素濃度の高い歯磨剤を使用するようにしましょう。
950ppm以上のものがおすすめです。
また、フッ素の効果を最大限得るため、できるだけ発泡剤の少ないもの、例えばジェルタイプの歯磨き剤を選びましょう。
ブラシ部分の大きいものを使用すると、歯全体を磨くことが出来ます。
細かい動きが苦手な方も、効率よく汚れを落とすことが出来ます。
また、握る部分も太めのものを選ぶなら、磨きやすいでしょう。
自分でしっかり磨いているつもりでも、磨き残しはあるものです。
できれば3ヶ月に1度のペースで健診・クリーニングを受けましょう。
一生自分の歯で美味しくご飯をいただくためにも、今からむし歯を予防していきましょう。
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