30歳以上の5人に4人は歯周病と言われるほど多くの人を悩ませる歯周病ですが適切なケアししていれば予防することができます。
またすでに歯周病の人も適切なケアをしていれば、それ以上の悪化を防ぐことが可能です。
今回は歯周病を予防するためにできることについて詳しく解説していきます。
まずは、セルフケアについてです。
歯周病の直接的な原因は「プラーク」にあるため、このプラークをできるだけ口の中から除かなければなりません。
セルフケアでは以下のことを行ってください。
【1】歯磨き
基本は毎日の歯磨きです。
しかしただ磨けばいいというものではありません。
歯周病菌は特に歯肉ポケットの中に潜んでいるため、ポケットの中の汚れを掻き出さなければなりません。
歯の表面だけを磨くのではなく、毛先を歯ぐきに対して斜め45°の角度で当てて小刻みに動かしてください。
ゴシゴシ強い力で汚れを落とそうとせず、優しく細かく歯ブラシを動かしましょう。
【2】歯間ブラシ、デンタルフロスを使用する
歯と歯の間の汚れは歯ブラシでは落としきれません。
そのため歯間ブラシやデンタルフロスは必須です。
朝などは忙しくて歯間ブラシなどを使う暇がないかもしれませんが、夜は必ず使用してください。
前歯と奥歯で隙間の大きさが違う方は、それぞれの大きさに合った歯間ブラシを使い分けてください。
【3】タフトブラシ
タフトブラシとは、ポイント磨き用の小さな歯ブラシです。
親知らずの周りや歯間部、また歯並びが悪くて歯ブラシでは磨きづらいところをタフトブラシで磨きましょう。
【4】マウスウォッシュ
キレイにお口の中の汚れが取れたら、仕上げにマウスウォッシュでお口の中をゆすぎましょう。
マウスウォッシュは細菌の数を減らしてくれます。ただし低刺激のものを使用してください。
歯周病ケアの基本はホームケアですが、しっかり磨いても100%汚れを落としきるのは不可能です。
そこで定期的に歯科医院でクリーニングしてもらい、歯石やプラークをキレイに落としてもらいましょう。
3カ月に1度のペースでプロにクリーニングしてもらうのが理想です。
忙しくてなかなか歯医者に行くのがむつかしいという方でも半年に1度は歯医者さんでケアしてもらうようにしましょう。
毎日の適切なケア、そして3ヶ月に一度のプロフェッショナルケアによって歯周病を予防していきましょう。
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