顎関節症について聞いたことがあるかもしれません。
顎関節症は特に女性に多く、2人に1人は顎関節症になったことがあると言われています。
顎関節症の症状にはどのようなものがあるのでしょうか?
解説していきます。
顎関節とはどこにあるのでしょうか。
耳の穴の手前に指を当てて、口を開け閉めすると骨が動いているのがわかります。
この部分を顎関節と呼びます。この顎関節で顎骨を支えています。
またいくつもの筋肉、神経が交差しています。
この筋肉や神経、関節がスムーズに連動することによって、口の開け閉めができたり、咀嚼、また会話することができます。
顎関節はさまざまな役割を果たしています。
しかし顎関節症になると、顎関節がスムーズに動かなくなるためさまざまな症状が現れます。
【1】口を開けるときに音がする
正常な顎関節は、口を開けても音がすることはありません。
しかし顎関節症になると、音がします。人によって音は異なりますが、一般的に多いのは「カクッ」という音や、「ジャリッ」という砂利を踏んだような音がすることがあります。
【2】痛くて口を開けられない
顎関節症になると関節の動きがスムーズにいかないため、口を開けたときに痛みがあることが多いです。
ひどい場合は咀嚼も難しいため、お粥などの流動食などしか食べられないこともあります。
【3】口が開かない
顎関節に問題がない場合は、人差し指、中指、そして薬指3本がたてにした状態で口に入れることができるほど開きます。
しかし顎関節症の場合は、指2本分以下しか開けられません。
【4】顎が外れやすい
顎関節の動きがスムーズにいかないため、顎が外れやすくなることがあります。
上記のうち1つでも当てはまる場合は、顎関節症の可能性があります。
顎関節症の症状はお口の周りだけではありません。
全身にも影響があるのです。
なぜなら顎関節は全身のバランスを支えている大切な場所だからです。
つまり顎関節がズレると全身のバランスもズレるため頭痛、めまい、首コリ、肩こり、腰痛などの全身にも症状が出る可能性があります。
多くの場合は、顎関節症は自然と治っていきます。
痛みが出たり口がうまく開かないときは、無理にお口を開けるなどしないように注意しましょう。
症状が悪化してしまう恐れがあります。
できるだけ安静にしていることを心がけましょう。
また歯ごたえのあるものではなく、お粥やうどんなどの柔らかいものを食べて、顎関節への負担を減らしましょう。
そして症状がでているときは我慢せず、歯科医院で相談しましょう。
ひかり歯科クリニック枚方院には口腔外科専門医による顎関節症の治療がうけられます。
顎関節症かも?と思ったらお気軽にスタッフまでご相談ください。