こんにちは。枚方市駅すぐ土日も診療する歯医者【ひかり歯科クリニック枚方院】の院長畠山です。
今回は歯を失う原因1位の歯周病について解説していきます。
【目次】
歯周病とは、歯茎と歯の間に沈着している歯垢の中の細菌により、歯の周りに炎症が起こる病気です。
歯と歯茎のすき間「歯周ポケット」と呼ばれているスペースが炎症によって深くなり、さらに細菌が増殖しやすい空間になります。
その内、歯槽骨という歯を支えている骨も溶かし、やがて歯が抜け落ちてしまいます。
【歯垢・歯石の除去や歯根面の滑沢化(SRP)】
歯茎の腫れの根本的な原因である歯垢や歯石を除去します。
歯磨きでも落とせない汚れは器具や器械を用いて歯科衛生士が取り除きます。
また、歯の表面がざらつき、歯石が沈着して微生物や毒素で汚染されている場合、歯や歯根面の表層汚染物の除去をおこないます。
【かみ合わせの調整や歯の動揺対策をおこなう】
歯周病が悪化すると、歯を支えている顎の骨「歯槽骨」が溶けていき、歯は支えを失って動揺し始めます。
歯がグラついた状態のまま噛み合わせると、歯には負担がかかってしまいます。
そんなときは負担軽減のために歯が当たる部分を削り、噛み合わせを調整することがあります。
歯の揺れが強い場合は、隣の歯と固定して対処します。
【ブラッシング指導】
自分では一生懸命磨いているつもりでも、きちんと磨けていないことがあります。
歯周病は誰でも発症しうるものです。
根本的な原因を除去し、現状の不具合の対策をおこなうだけではなく、再度汚れが沈着しないよう、毎日の歯磨きを改善することが必要不可欠です。
来院時には、歯科衛生士から歯磨き指導がおこなわれ、ホームケアをしっかりおこなう方法を教わります。
基本的な治療では改善されない程、症状が進行してしまっている場合、外科的な治療をおこなうこともあります。
【フラップ手術】
歯茎を一部切り開いてから沈着した汚れを除去し、再度歯茎を戻す治療です。
【歯周組織再生法】
顎の骨が溶けてしまっている場合は、フラップ手術と同様に歯茎を切り開いて清掃した後、失われた骨を再生する薬剤を塗布し組織を再生させる治療があります。
歯周病はひどくなると歯科医院での治療も必要になりますが、一番大切なことは、日々の正しいブラッシングです。
適切な治療を行うと同時に、ホームケアをしっかり継続しておこなえるようにしていきましょう!
枚方市の歯医者
ひかり歯科クリニック枚方院
院長 畠山 歯科医師