枚方市の歯医者「ひかり歯科クリニック枚方院」です。
フッ素はむし歯予防にとても効果的なものです。
しかし、フッ素入りの製品が多く出回っているため、何を選んだら良いのか迷われた経験があるかもしれません。
今回は、フッ素の効果的なホームケア、そして歯科医院でできる応用方法について解説していきます。
まずは、自宅でできるフッ素の応用方法について解説していきます。
一番簡単にフッ素を日々のケアに取り入れることができるのは歯磨き粉です。
以前までは歯磨き粉に含まれるフッ素濃度は、1000ppm以下と定められていました。
しかし2017年3月の薬事法改定により、国際基準である1500ppm以下に変更されました。
市販されている歯磨き粉の中で、最もフッ素濃度の高いものは1450ppmです。
歯磨き粉であれば、子どもからお年寄りまで多くの方が簡単に使用することができます。
歯磨き粉を選ぶ際は、できるだけフッ素濃度の高いものを選びましょう。
しかし、就学前のお子さんには950ppmまたは500ppmのものを使用しましょう。
洗口剤の中にもフッ素が配合されたものがあります。
洗口剤であれば、歯ブラシでは届かない歯と歯の間や、歯と歯茎の境目などお口のすみずみまで届きます。
夜寝る前の歯磨きが終わったあとに使用しましょう。
小さなお子さんに使用する場合は、まずブクブクうがいと吐き出しを練習してください。
上手にできるようになってから洗口剤を使用するようにしましょう。
歯医者でできるフッ素の応用方法は「フッ化物塗布」です。
歯医者で使用できるフッ素は濃度9000ppmです。
自宅で使えるものよりもかなり高い濃度になっています。
このフッ素ジェルを染み込ませたマウスピースを患者さんに噛んでもらい数分時間を置く方法や、綿球で歯の表面にジェルを塗っていく方法などがあります。
だいたい1歳過ぎからフッ素塗布は可能です。
3ヶ月~4ヶ月に一度の目安で定期的に塗布することをオススメします。
フッ素と聞くと子どもに使用するものと思われるかもしれませんがそれは誤解です。
もちろん子どもに使用すると、より高い効果を得ることができます。
しかし大人に使用してももちろん効果的です。
とくに年齢が上がると歯ぐきが下がり、歯の根元が露出します。
ここにむし歯を作ってしまう人が多いです。
フッ素を上手に活用してむし歯を予防していきましょう。
ただし、フッ素を使用しているからといって必ずしもむし歯にならないわけではありません。
ていねいに歯磨きをしてお口の中を清潔に保つことを心がけましょう。
枚方市の歯医者
ひかり歯科クリニック枚方院
院長 畠山 聖司