枚方市の歯医者「ひかり歯科クリニック枚方院」です。
健康のために定期的に運動されている方は多いと思います。
体の筋肉が年齢とともに落ちるのと同じようにお口の中の筋肉も弱くなります。
筋肉を強い状態に保つためにはやはり筋トレが欠かせません。
今回は自宅で簡単にできるお口の体操についてご紹介します。
普段特に何も考えることなく食べ物を咀嚼し飲み込んでいると思いますが、これら一連の動作はお口の周りの筋肉がスムーズに働いているおかげです。
しかし、年齢とともに咀嚼・嚥下に必要な筋肉も弱くなっていきます。
飲み込む力が弱くなるとむせやすくなったり、喉に引っかかるようになります。
むせるということは、体が自然と誤嚥(食べ物や飲み物が誤って気管から肺の方にいってしまうこと)しないように反応している証拠ですが、年齢がさらに上がると咳反射も出にくくなり、結果誤嚥してしまいます。
誤嚥が原因で肺炎を起こすと、最悪の場合亡くなることがあります。
実際、高齢者の方の死因の第一位は肺炎といわれていますが、そのほとんどは誤嚥性肺炎です。
誤嚥性肺炎を防ぐためには、お口の体操をして筋肉を良い状態に保つことがどうしても必要なのです
運動のためにジムに通ったり公園で運動される方は多いと思いますが、お口の体操の場合はどこにも行く必要はありません!
自宅でいつでも気軽に行うことができます。
いくつかお口の体操を紹介していきます。
はっきりとそして大きく口を開けてゆっくりと“あー”、“いー”、“うー”、“べー”と発音してみましょう。
べーの発音をするときはしっかりと舌を前に伸ばしてください。
1セット10回、1日3回行うようにしましょう。
舌で上下の前歯の表側をぐるぐるゆっくりなめるように回してください。
できれば左に10回、終わったら右に10回してください。
舌の奥の方の筋肉を鍛えることができますし、唾液の分泌も促されます。
できれば食前にこの体操をしましょう。
“パ”、“タ”、“カ”、“ラ”と5秒間ずつ早口で発音しましょう。
唇や舌の運動になります。1日3回を目安に行いましょう。
舌の先端を前歯で軽く噛んだ状態で唾液を飲み込んでください。
できれば6~8回連続で行いましょう。
飲み込む力を鍛えることができます。
ここに挙げた体操はほんの一例ですがどれも簡単で特別な道具は必要ありません。
その分習慣にするまで忘れてしまうこともあると思います。
忘れてしまったときは思い出したときでもいいのでとにかく毎日続けることを目標にしましょう。
枚方市の歯医者
ひかり歯科クリニック枚方院
院長 畠山 聖司