枚方市の歯医者「ひかり歯科クリニック枚方院」です。
むし歯や打撲など何らかの原因で、歯の神経を抜いた経験はお持ちですか?
神経を取った歯を何年もそのままにしていると徐々に黒ずんできます。
なぜ変色してしまうのでしょうか。
今回は変色の原因と、治療法について解説します。
私たちの歯の中心には、“歯髄(しずい)”と呼ばれる神経が通っています。
歯髄は、歯に酸素や栄養を送る役割を果たします。
歯を打撲したり、むし歯菌が歯髄に感染すると、歯髄は出血します。
この血液の中に含まれる鉄が、歯の象牙質を構成している“象牙細管”と呼ばれる管に入り込むことによって、歯が黒く変色していきます。
通常であれば、神経を抜いた歯は弱いため、クラウンを被せる必要があります。
しかし、理由があり、クラウンを被せることなくプラスチックの樹脂で穴を塞いで治療を終了することがあります。
それで何年かすると、神経のない歯の変色が目立つようになります。
変色してしまった場合の治療方法にはいくつかあります。
被せ物(クラウン)を被せるなら、変色してしまった歯の部分が見えることはありません。
また、歯の強度を上げることができます。
クラウンには多くの種類があり、保険内でできるものもあれば、自然な見た目・耐久性に優れた自費のセラミックなどもあります。
それぞれの材質には、メリット・デメリットがあります。よく歯科医師と相談した上で、決めましょう。
“インターナルブリーチ”
歯の神経があった部屋に、直接ホワイトニング剤を流し込み、光照射することによって、白くしていきます。
“ウォーキングブリーチ”
神経のあった部屋にホワイトニング剤を流し込み、仮蓋をした状態で数日~1週間おき、その後薬剤を交換します。
これらの方法は併用して行うこともあります。
歯の表面に色を塗って白く見せることができます。
処置がすぐ済むというメリットがあります。
しかし、歯に厚みが出るため違和感があったり、徐々に剥がれ落ちたりするというデメリットがあります。
永久的なものではなく、一時的に歯を白くしたいときにおすすめです。
神経のない歯が変色してしまった場合、白くする方法にはいくつかあります。
それぞれメリット・デメリットがあり、歯の状態によって適切な方法は異なります。
歯科医師と相談した上で、ベストな治療法を選択しましょう。
ひかり歯科クリニック枚方院では患者様のニーズに合わせた様々な治療法をご用意しています。
お気軽にご相談ください。
枚方市の歯医者
ひかり歯科クリニック枚方院
院長 畠山 聖司