特に何も異常がないのに、舌がピリピリ、ヒリヒリすると感じたことはありませんか?
それはもしかすると、“舌痛症”かもしれません。
今回は、舌痛症の原因と、その対処法について解説していきます。
舌痛症の痛みの特徴には、チクチクと刺すような痛みや、ヒリヒリと火傷のような痛みを感じる時もあります。しかし、痛みを感じるのは起きている間だけで、寝ている間は感じません。
実は、舌痛症の原因はいまだに不明です。しかし、考えられる要因にはいくつかあります。
【極度のストレス】
舌痛症の原因中で最も関係があると考えられているのは、「ストレス」などの心理的要因です。
仕事や家事が忙しかったり、何かの強いストレスとなる出来事がある人に、発症しやすいと考えられています。
舌痛症を患っている患者さんは、うつ症状を伴っている多いです。
【ホルモン異常】
舌痛症は閉経前後の女性が舌痛症を発症する割合が多く、ホルモン異常と関係があるとも言われています。
【神経痛の一種】
舌痛症は神経痛の一種であるとも考えられています。
脳の機能に不具合が生じ、痛みを感じるのです。
しかし、はっきりとした原因は分かっておらず、複合的な要因が重なって舌痛症になると考えられています。
【1】抗うつ剤の投与
舌痛症の治療には、多くの場合抗うつ剤が使用されます。
実際、1ヶ月ほど抗うつ剤を服用した方の70%に、症状の改善が認められています。
痛みがぶり返したりしないように、半年ほど服用しますが、その後症状が現れなければ、徐々に薬を減らしていきます。
【2】ストレスを発散させる
なるべくストレスをなくすよう心がけ、気分転換を行うことが大切です。
【3】亜鉛の摂取
舌痛症は、味覚の異常を伴うことがあります。
亜鉛が足りなくなると、よりその症状が出やすいため、サプリメントなどで補いましょう。
【4】十分な睡眠
【2】と関係がありますが、ストレスを軽減させるには、十分な睡眠が不可欠です。
ゆっくりする時間や、睡眠時間をしっかりと取りましょう。
【5】唾液腺マッサージをする
舌痛症は多くの場合、口腔乾燥の症状が出ます。
こまめに水分補給したり、唾液腺マッサージをして唾液の分泌量を増やしましょう。
舌痛症の直接的な原因は今だに不明ですが、ストレスやホルモン異常、また神経痛の一種と考えられています。
医師とよく相談した上で薬を処方してもらったり、ご自身でもなるべくストレスをためないように意識しましょう。
ひかり歯科クリニック枚方院では口腔外科専門医による舌痛症の治療が可能です。
詳しくは下記URLよりご確認ください。
https://hikari-dc-hirakata.net/surgery/
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