朝起きたら口の中がねばつくことや、口臭が気になることがありませんか?
ねばつきにはいくつか原因があり、その理由によって改善方法が異なってきます。
なので正しい知識や対策を知っておくとお口の不快感を軽減することができます。
そこで今回は口がねばつく原因についてご紹介します。
唾液には色々な働きがありますが、口のねばつきに関係してくるのが『自浄作用』と『抗菌作用』です。
唾液の自浄作用は歯に着いた汚れを落とす役割をしており、抗菌作用は口腔内の細菌の増殖を抑える働きがあります。
ただ、夜寝ている間は唾液が減少するので、この『自浄作用』と『抗菌作用』が弱くなってしまい、細菌が繁殖しやすくなるのです。
お口がねばつく原因はいずれも細菌が増殖して唾液の中に細菌のかたまりが溶け込みネバネバの状態になるのです。
それが口臭につながります。
ただ、この状態は歯磨きをしっかりすることや、水分を積極的に摂取することで改善することができます。
『生理的口臭』なので特別治療の必要はありません。
歯周病は歯周病菌が増殖して炎症を起こす病気です。
30代では7割ほどの人がかかっています。
歯周病になると細菌が大幅に増殖して口の中がネバネバになります。
歯周病の治療は、細菌が増殖しない様に、歯科医院で汚れを除去し、自宅でセルフケアをしっかり行ってお口の環境を整えることが大切です。
通常は鼻呼吸することが正しいのですが、鼻がつまっている場合や、口が開きやすいと口呼吸をしてしまうことがあります。
口呼吸をすると口の中が乾燥しやすくなり、細菌が増殖して口の中がネバネバするのです。
その他にも口呼吸は細菌をそのまま吸い込んでしまうので風邪になりやすくなったり、歯周病のリスクが増えたりします。
鼻呼吸に改善していきましょう。
歯磨きを毎日していても、苦手な部分に汚れが残ってしまうことがあります。
細菌が増殖する大きな原因は磨き残しで、そのプラークをえさに細菌がどんどん増殖します。
そのため、お口のねばつきを改善するには磨き残しがないよう歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスを活用して歯と歯の汚れもしっかりと除去しましょう。
口のねばつきにはいくつか原因がありますが、自分で判断することが難しい場合には歯科医院で相談しましょう。
当院では口臭が気になる患者さまへの口臭外来も行っております。
お気軽にご相談ください。
ひかり歯科クリニック枚方院では、歯周病治療や歯磨き指導などを承っております。
まずは正しいケア方法をプロによる検査・診断を行い、お口のトラブルを軽減させましょう!